娘が小学生に上がるとき、東日本大震災の直後でした。
転勤が決まったものの、引っ越しが入学式までに間に合わない事態になりかなり慌てました。
■そのときの体験が今も忘れられない
人は困ったときほど頭をフル回転させ、どこにあったのか驚くほどのパワーを出すなぁと感じています。
一番困ったのが、ホテルが小学校の近くにないこと。
入学式前日に何とか家(エアコン一台付き)は入居できたので、必要最小限のモノだけ送ることにしました。
送った荷物は、段ボール3箱。
主人はホテル住まいだったので、私と娘の2人分のみ。
ランドセル、筆記用具、食器、鍋、衣類、タオル、裁縫道具、ハンコなど。
布団はレンタル。
冷蔵庫もないので、毎日近所のスーパーに必要なモノを買いに行く。
入学式のあった週末、引っ越しをするため、兵庫から大分へ戻りました。
■必要最小限の暮らしはとても快適♪
段ボール3つ分の暮らしは、必要なモノだけしかありません。
ぎゅぎゅぎゅと数を絞りに絞って持って行きました。
部屋は、余白だらけ(笑)♪
家具も備え付けしかないので、どの部屋もガラーンとしています。
最終日には、もうこのままの生活でも暮らしていけるんじゃないかと思えるほどでした(^v^)
その一年後には、また岡山へ引っ越すのですが、そのときは初のホテルから小学校へタクシー登校を経験しました。
恥ずかしいので、門の手前でタクシーを降りてこそっと登校です(笑)
ホテルで、新しい体操服へゼッケン付けをしたのも良い思い出です。
小学校へ上がってからは、入学式や始業式までに引っ越しが間に合わないことが続きました。
でも、おかげで人がなかなか体験できないことを娘と一緒に愉しむことができました。
■憧れは、今でも段ボール3つ分の暮らし
なかなか段ボール3つ分までは減らせないのですが...
悩んだときは今でも段ボール3つで快適に暮らした日々を思い出します。
「コレがなくても暮らせるよね!」
「ない方が余白ができて快適かな♪」
いつも頭の片隅にある私と娘の大事な指針となっています。
いつでも身軽に暮らしたいですね。