片付けの現場へ伺うと、多くの方がモノをたくさん持っています。
そして、「収納スペースが足りません」とよく言われますが、はたしてそうでしょうか?
■収納は何のためにあるの?
たくさんのモノを上手に収納するのが収納上手ではありません。
「よく使うモノを、使う場所の近くで、使いやすく収める」ことが上手な収納です。
じっくりお話を伺っていくと、あまり使わないモノを収納スペースに収めている場合が多いです。
使いやすい場所にある収納スペースがこのような状態になっているのなら、収納の見直しをぜひ行ってください。
■収納がたくさんあれば片付くの?
もちろん、収納スペースが多ければモノはたくさん入ります。
しかし、どれだけたくさんの収納スペースがあっても、きちんとモノと向き合って整理しなければ収納スペースからはみ出してしまいます。
整理をしなければ、モノはどんどん増えていくのです。
■収納はあれば良いってものではない
よく使う場所の近くに収納があるのがベストですが、注文住宅でもない限り欲しい場所にあることは少ないです。
その場合、どうしたら良いのか?
できるだけよく使う場所の近くが良いですが、ない場合は、部屋の通り道もオススメです。
無理なく片付けれる場所が、オススメの収納場所です。
■収納は余裕をもって
片付けの現場では、よくぱんぱんに詰め込まれた収納ケースを見ます。
皆さん頑張って片付けているなあと思うのですが、詰め込みすぎると取り出しにくいです。
モノが取り出し安い収納量は、全体の7割(多くても8割)程です(^v^)
奥のモノを取るときに、余裕で手が入る程のスペースが必要です。
■使いにくい収納スペースには...
あまり使わないモノ、季節モノ(雛飾りやクリスマスツリーなどを収納しましょう。
使いにくい収納スペースによく使うモノを収納していては、いつまで経っても片付きません。
よく使うモノは、ぜひ取り出しやすいスペースへ移動してください(^v^)